ベタも人間と同じように、いろいろな病気にかかることがありますが、初期症状の治療や不調にココアが有効なことがあると聞いたことはありませんか?
すべての症状に効果があるわけではありませんが、ココアで改善が見られるものもあるのです。
この記事では、ベタに与えるココア玉の作り方などについて、紹介したいと思います。
ココアの効果
なぜ、ココアが良いのでしょうか。
人間でも、「ココアは良い!」とよく耳にしますよね。
美容や健康によいさまざまな成分が入っており、適量のココアを飲むことは体に良いのです。
まず、「ポリフェノール」。
これはよく聞く言葉ですね。
このポリフェノールは抗酸化作用の他、整腸作用があります。
ベタは乾燥アカムシなどを好むので便秘をすることが多いです。
ココアの成分によって便秘解消効果が期待できますね。
そして、「オレイン酸」。
オレイン酸は、さまざまな病気を引き起こす可能性がある病原菌を、排出、殺菌してくれる作用があるそうです。
ベタが病気の初期症状があらわれたときにココアを与えることで、よい改善が期待できます。
ココア玉の作り方
ベタのココア浴やココア玉には、砂糖や乳成分が含まれていない、「純ココア」を使います。
純ココアに少量の水を加えて練り、普段の粒状のエサと同じくらいの大きさに丸めて乾燥させます。
与えるときにはゆっくり一粒ずつ与えましょう。
ココア玉は水に溶けますので、一気に水槽に入れてしまうと水が濁り、水質が悪化します。
水質が悪いのを放置すると、体の不調を改善させるどころか、悪化さらには他の病気になる可能性が高くなりますので、水換えなど水質の管理を徹底しましょう。
赤斑予防に顆粒の餌さとココアを半々で混ぜたココア玉を作りました。 pic.twitter.com/1GnNAB6XmC
— ゆ~ちぃのパパ (@yuuchiispa2) 2016年6月8日
まとめ
ココアはいろいろな成分のおかげで体に良いですが、特効薬ではありません。
ココア浴やココア玉で改善が見られることもありますし、何も状態が変わらないことももちろんあります。
実際にココアをベタに使ったことがある飼育者も、反応は分かれています。
明らかに病気と思われる場合には、ココア玉を試して時間を使うと余計に危険な状態を招くこともあります。
その場合には早く病気を特定して、市販薬による薬浴治療をはじめてあげてくださいね。