ベタの体に白い斑点は、白点病もしくはコショウ病と呼ばれているものです。
身体に白い点か細かい点がつく病気はベタによくある病気と言われていますが、実はこの病気は2種類あるのです。
どちらの病気もウーディニウム病やベルベット病、サビ病もとてもよく似ているのでが、この点がつく病気はとても小さな寄生が原因からなるのです。
特に気を付けたいのがコショウ病で、白点病より細かいため見つけにくいので気が付いたときには、かなり広がっていることもあります。
湾曲した容器に入れて飼育をしている場合は、特に見落としてしまいます。
コショウ病を治療するにはどんな方法がいいの?
コショウ病を治療する方法として用いられているのが、グリーンFリキッドやメチレンブルーなどが使われています。
この薬浴で治療することが多いのですが、長期間使用するとベタに負担がかかってしまいます。
この病気に対してだけは短期間の薬浴は病気の特徴上再発をしてしまうこのもあるので、1週間くらいの使用をします。
そのことから薬浴を使用するかは、飼い主さんの判断に委ねることになりますが、例えばしっかりと規定の量で薬浴を使い病気を根絶をするためやベタへの負担を考え初期症状の場合は塩浴など負担があまりかからない治療法をとるか、または薬浴を薄めて様子をみて少しずつ濃度を上げていくなどの方法をとります。
どの方法を取るにしても、個体によってこの病気に耐えられる期間も異なってきます。
どうしても迷うようであれば専門の人に相談をしてみることで、誤った治療を避けることができます。
コショウ病を予防するにはどうすればいいの?
どんなに注意をしていてもベタが病気になってしまうことは、避けられないことです。
ただきちんと予防をしているのとしていないのとでは、大きな差が生まれてきます。
では、どんな風に予防をしておけばいいのか?となりますが、3つのことを気を付ければ予防はできます。
①温度差に注意
ベタは、低温にはとても弱い生き物なので温度差には十分気を付けなければなりません。
1日の中で温度差が大きくなってしまうとそのことが原因で、コショウ病を発症してしまうこともありますので注意が必要です。
小さいケースで飼育している場合は、置き場所や加湿方法によって温度差が出やすくなってしまいます。
特に朝方などに温度差が出てしまいますので注意しましょう。
水槽の大きさや形、蓋の形などに左右されることがあるので、常に確認をしておくことで病気から守ることができます。
②水質管理をしっかり
ベタを飼育する容器ですが、ビンで飼育をする人もいると思います。
ビンで飼育する場合は、水質が悪化しやすくなるのでこまめに水を変える必要があります。
水質が悪くなるとコショウ病が発生しやすくなってしまいます。
例えば1リットルくらいしか入れることができない容器で飼育する場合、2~3日に1度は水替えをしなければなりません。
その際にも水温に差を出さないようにすることが重要です。
③毎日きちんと観察を
ベタに状態を常に覚えておく必要があります。
見分けがつきにくいコショウ病と勘違いしやすい白点病ですが、どちらとも早期発見が重要となります。
毎日きちんと様子を見ながら話しかけたり、エサをあげていれば自然と異変に気付きますので異変に気づいたら早めの対処をしてあげましょう。
ベタ
スカーレット
水温上下29
元気
小粒3粒与える
病気の進行なし
昨日ついてたコショウ病らしきもの取れる pic.twitter.com/RNowucBsyK— 名無しさん (@anoyo_konoyo) 2016年9月5日
まとめ
今回は、コショウ病の予防や治療などをまとめました。
コショウ病と白点病は、とてもよく似ていますが違いを理解していればよりよい治療ができます。
使用する薬や種類、どちらの病気かによって対策や予防ができ早期発見したときは、その状況に合わせた治療を行うことが必要です。
毎日のお世話と観察で予防も治療も可能となるので、大事に育ててあげてください。