可愛がっていたベタが、ある日突然水面に横たわって動かなくなってしまった、なんてことも・・・。
予め原因を知っておくことももちろん重要ですが、そうなってしまった時に素早く対処することがとても大切です。
今回はベタがかかりやすい病気の特徴と、対策をご紹介します。
ベタが水面に横たわって動かない原因とは?
ベタは眠りについたり、休息に入ると水底に横たわることがある品種ですが、水面となると話は変わってきます。
原因と対策をしっかり確認していきましょう。
ベタがなりやすい4大病と治療法
白点病
繊毛虫という小さな虫が寄生することによりおこる病気で、体に白い点ができます。
これがエラにつくと呼吸困難になる恐れもあります。
特徴として痒くなるので、体をどこかにこすりつけていたらこの病気の可能性があります。
- 治療法
グリーンFゴールド、メチレンブルーというクスリを使い、薬浴させて治癒させるのが一般的です。
またこの虫は低温を好む為、水温を28℃〜30℃程にすると改善する可能性があります。
腹水病
お腹にビー玉が入っているのでは?と思うくらいお腹がパンパンに膨れ上がる病気です。
この病気はエロモナス菌が原因で起こります。
- 治療法
対処法としてはグリーンFゴールドを使う。
もしくは、砂糖やミルクを溶かしていない純ココアを5g程度溶かして入れるココア浴というもので治療します。
穴あき病
非運動性エロモナス菌がもたらす病です。
水質の悪化や、外傷が原因で発症することが多く、症状としては、鱗の一部が膨らみ充血し剥がれます。
剥がれた所が感染症を起こす可能性もあります。
- 治療法
剥がれかけた鱗を専用のピンセットで剥がし、グリーンFゴールドで薬浴すると共に28℃〜30℃の水温にします。
松かさ病
エロモナスハイドロフィラ菌によりもたらされる病気。
水質汚染や、細菌、ストレスが原因の場合が多く、鱗が松ぼっくりのように剥がれてきてしまう。
有効な対策がすくない病の一つ。
- 対処法
完治が難しいとされるが、グリーンFゴールドでの薬浴が有効とされる。
まとめ
ベタの平均寿命は2年〜3年と言われています。
少しでもベタと過ごす時間を増やす為にも、こまめな水質管理が必要ということですね。
ベタはストレスを感じやすい魚です。
少しでもストレスを減らしてあげられる環境を作るなど、病気になってしまう前にしっかり予防をしていきましょう。