「インフゾリア」という名称を聞いたことがあるでしょうか。
ベタなど熱帯魚の稚魚を育てるためのエサとなるものです。
その他にも、インフゾリアの働きは水槽内にとても良い影響を与えるもので、とても重要な存在です。
この記事では、インフゾリアの特徴について、またその作り方について、ご紹介します。
インフゾリアとは
インフゾリアとは、動物性プランクトンの総称を指します。
ベタの稚魚は小さいので、普通のエサを食べることが難しいため、プランクトンをエサにするのです。
またインフゾリアは、水草の成長を促したり、残餌や排泄物を分解してバクテリアの働きを助けます。
フィルターの目詰まりも防ぎ、水の循環で水槽内の水質をきれいに保ちます。
まさに、「水槽のお掃除やさん!」です。
アクアリウムにおけるインフゾリアとは、ゾウリムシを指すことが一般的です。
インフゾリアの作り方
インフゾリアの素というものが市販されています。
水槽に規定量を入れて使用します。
入れたときは白く濁った感じがありますが、時間とともに透明な水になるので、心配はありません。
市販のもの以外では、まず落ち葉が浮いているような池の水を用意します。
そこにレタスをちぎって少量入れます。
このまま放置するわけですが、室内であれば基本的には常温放置でよさそうです。
真夏は涼しいところに保管したほうが良いと思いますが、あまり気温が低いと微生物の増殖のスピードが鈍ります。
湿った落ち葉には微生物がついていることが多いので、インフゾリアが存在していると思いますが、できれば顕微鏡などで確認すると良いですね。
もしかしたらインフゾリアがいなくて、違うものが含まれている可能性があるので、その場合はまた池や川から水を採取して、やり直しましょう。
インフゾリアもたくさん沸かして投入したから、ぐんぐん育ってほしいな#ベタ pic.twitter.com/cTkzNr0FLY
— 青二歳三 (@ao2_toshi3) 2017年6月6日
稚魚に普通のエサを与える場合
ベタの稚魚に、成魚と同じエサを与えたい場合は、そのままだとうまく食べられません。
すりばちで粉のようにすりつぶして与えるようになります。
まとめ
インフゾリア、万能に思えますね!
稚魚のエサとしても、水質の維持に必要なバクテリアの働きを助けるものとしても、高い能力を発揮します。
うまく取り入れて、ベタに居心地の良い水槽を目指したいですね!