「生きたインテリア」と言われる熱帯魚ベタ。
愛好家もたくさんいらっしゃいます。
でも、どのように卵から成長していくのでしょうか?
産卵から成魚までの流れ
オスとメスのペアリングがめでたく成就すると、産卵が始まります。
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卵は2~3日で孵化します。
この頃はお腹にあるヨーサックで栄養をとります。
*ヨーサック=卵黄部分の名残です。
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孵化した稚魚のサイズは㎜単位の小ささです。
まだ水平には泳げません。
上下だけです。
水平に泳げるようになってから1日もすると、ヨーサックは小さくなり栄養はなくなりますのでエサを食べだします。
*ベタの稚魚が最初に食べるエサはインフゾリア(離乳食的なもの)と言い、水中にいるとても小さな微生物です。水中のバクテリアだけでは数日で稚魚は食べるものが無く息絶えてしまいます。
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約1週間で約5㎜前後に成長です。
この頃になると、すでにブラインシュリンプを主食としています。
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約2週間で約6~7㎜くらいに成長します。
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約1ヶ月経過した稚魚。サイズ約1cm。
稚魚というより幼魚という感じになってきます。
成魚の餌に切り替えますが、大きいようならすり潰しましょう。
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約2ヶ月経過した稚魚。サイズ約2cm
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約3ヶ月経過した稚魚。サイズ約3cm
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約半年で成魚サイズにまで成長する。
ペットショップで販売されているベタは大人のベタなので、生後半年は過ぎています。
一般的に成長するとサイズは?
成魚でサイズは4~12cmで、一般的には6~7cmが多く、種類によっても変わります
なぜかと言うと、ベタは尾ビレに特徴があり、尾ビレの長さによってサイズも変わってきます。
種類によってと言うのは、「ジャイアント」が成魚サイズになると10cmを超えるため、「ベタ」とひとくくりにすると、サイズに開きがでてしまうからです。
平均体格
ベタは一般的な熱帯魚に比べ、成魚であっても3cmほどのサイズで成長が止まる魚となっています。
3cmと言うのは、尾ビレを含まない大きさで、特徴的なヒレが目立つことでベタ本体より大きく見えるので一般的な熱帯魚と見比べても大きさの差はあまり感じません。
尾ビレまで入れるとだいたい7cmほどのサイズになるからです。
まとめ
ベタの成長の流れをまとめてみました。
品種は違っても成長する過程は変わらないので、参考にしていただければ幸いです。