ベタなど熱帯魚は、塩浴をさせることがあります。

少し不調なときの体力の快復のためにしたり、病気のときに薬浴を併用することで効果がより上がったりします。

ただ分量を守らないと、効果が得られないどころかベタにとってさらに負担をかけることになってしまうかもしれません。

この記事では、塩浴の量や期間、やり方についてまとめていきたいと思います。

どうして「塩」なの?

ベタ 塩浴 量 期間 やり方

そもそも、どうして体調の快復に塩浴が有効なのでしょうか。

その理由はまず、塩(塩化ナトリウム)の殺菌効果です。

水槽の中にいる病原菌は塩分に弱いものが多く、それらへの殺菌の効果が見られるので、病気のなりはじめ、初期症状の頃には塩浴のみでよくなることもあります。

また、塩には新陳代謝を活発にする効果があります。

ベタの体についた傷や、疲労の快復を早めることが期待されます。

スポンサードリンク

塩浴の期間とやり方

場合によってはいつもベタを飼っている水槽で塩浴を行うことがありますが、基本的には別の水槽を用意し、弱っているベタだけを移して行うことが多いです。

塩は、普通に市販されている食塩で大丈夫です。

ベタの場合、水1リットルに対し塩5グラム(0.5%)を溶かします。

塩水はいつもの水槽の水に比べて、酸素濃度が下がります。

酸素量を増やすために、エアレーションの使用をおすすめします。

もしエアレーションを使えない場合には、2~3日に一度、水換えを行いましょう。

水換えの際にも、換えた分の食塩を追加し、塩分濃度が変わらないようにして塩浴を続けます。

ベタの快復具合にもよりますが、塩浴は一週間くらいは続けて様子を見ましょう。

基本的に塩浴中は絶食させることが多いですが、長引く場合にはエサを与えても良いでしょう。

残餌などは水質を悪化させるので、水換えの前などにエサやりを行い、水槽を清潔に保ちましょう。

まとめ

ベタが不調なとき、塩浴だけで元気になることは多くあります。

病気が見つかった場合でも、早い段階で見つけ、薬浴と塩浴を併用すれば、より効果が高く得られることが期待できます。

ただ薬の中には塩分を含んでおり、通常塩浴と併用しないものもあるので、使用方法をよく読み、正しい使い方をしてくださいね。

スポンサードリンク