ベタなどの熱帯魚は、体が曲がっているように泳ぐことがあります。

原因がわかるもの、分からないものがありますが、考えられるさまざまな原因を挙げてみたいと思います。

先天性

ベタ 体 曲がる

生まれつき少し曲がっている場合です。

小さいうちはあまり気付かなかったものの、成長とともにより顕著にあらわれてくることもあるかもしれません。

この場合は対処のしようがありませんが、水質の管理や基本的なことを行って、より良い水槽の環境を作ってあげましょう。

栄養の問題

ひとつのエサばかりを与えていたなど、栄養の偏りによって骨が変形し、体の曲がりが出ることも考えられます。

たとえば、乾燥アカムシを好むベタは多いですが、これはおやつのような感覚のものです。

毎日のエサとして与え続けると、ベタの栄養面ではあまりよくありません。

水質の汚染

水質が極端に悪い場合も、奇形を起こすことがあると考えられます。

体の曲がりへの対策だけでなく、他のたくさんの病気の予防にも通じるものですが、水温・水質の管理は、ベタなど熱帯魚の飼育にとってとても重要なものです。

適温に設定すること、適度な水換えなどは、怠らずに実践しましょう。

エサの与えすぎでも水質の汚染や、残餌自体にカビがついたりするので、エサの量にも注意しましょう。

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内臓の疾患

なんらかの内臓の病気を抱えている場合もあります。

「腎腫大症」は、病気により腎臓が大きく腫れて、体が曲がってしまうものです。

この病気の場合は有効な治療法があまりなく、難しい病気です。

転覆病

ベタがぷかーっと浮いてひっくり返ってしまい曲がったように見えることがあります。

転覆病というものです。

肥満による場合や、なんらかの体内の異常が考えられますが、原因を特定するのは難しいものです。

水温が低くなっているときに起こりやすいものとされているので、きちんと適温に設定するようにしましょう。

まとめ

ベタの体が曲がってしまったら、驚いてしまいますよね。

原因はなかなか判別するのは難しいですが、エサの与えすぎや水質の悪化など、飼育者の注意で回避できそうなものもあります。

飼育の基本的なところを怠らないようにし、よい水槽の環境を作ってあげてくださいね。

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