ベタが産卵したあとは、また、ドキドキですね。
雄が卵を捕食してしまうことがあります。
ベタの産卵が終わると、雄はせっせと卵を泡巣に運びます。
雌は卵を産んだらすぐに雄と離し、隔離します。
産まれた卵は雄がすべてお世話をします。
仮に食卵する雄がいたとしても、無精卵を食べているか、水質や水温が稚魚が育つ環境にないからだと言われています。
子育て中の雄には餌を与えません。
また水槽のライトは付けっ放しにします。
暗くするとめんどうをみなくなることがあります。
雌が卵を食べてしまうケースもありますので気が抜けません。
産卵を終えた雌を隔離する訳
産卵を終えた雌は、キズついて、かなり疲労しています。
ベタは弱った相手を攻撃してしまいますから、すぐに雄と引き離します。
キズついていたら、メチレンブルーの水槽に入院させて様子を見て下さい。
また粗塩やグリーンFリキッドを数滴たらしても治療できます。
でもベタは弱るとなかなか治療が難しい魚ななで、キズや病気の処置は早めにしましょう。
ついでですが、隔離するのは雌ばかりではありません。
卵が孵化して稚魚になり、泳ぎだしたら、雄のお世話も終了します。
雄を別容器に移して下さい。
また稚魚は同じ親から産まれた子であれば、一緒に飼っても小競り合い程度でうまく飼えます。
とくに縄張り意識の高い気性が荒い子がいたら、隔離します。
隔離した個体は戻すことができません。
まとめ
ベタはなかなか同じ水槽で飼うことができない難しい魚です。
でも、少し大きめの水槽に入れてあげれば、仲良くできる個体もいます。
隔離する必要があるベタが一匹や二匹だったら、サテライト型といって、中が仕切ってある水槽が便利です。
一般的な水槽が一戸建てだとしたら、サテライト型はワンルームマンションですね。
サテライトタイプも大きめのサイズのほうがストレスを与えません。
いずれにしろ、ベタのヒレが発達してきたら、雄は一匹ずつ飼うようになります。
それだけ水槽の数が必要になります。
ベタの繁殖方法には、必ず引き受け先を決めてから繁殖するようにわざわざ書かれています。