「ベタ」という熱帯魚を知っていますか?
出産地:タイ原産。別名:ランブルフィッシュ。
特徴:色彩がキレイで美しい熱帯魚ですが、闘魚としても有名です。
寿命:2~3年。
大きさ:約7~8㎝。
世話や手入れが簡単なので熱帯魚が初めての人にも飼いやすいと人気のある熱帯魚です。
でも、一般的に「ベタ」と呼ばれているのは、改良ベタなのです。
野生のままの姿をしたものは「ワイルドベタ」と呼ばれています。
ベタの特徴
フレアリング
フレアリングとは、ヒレを大きく広げることで威嚇や求愛の時にする行為です。
このフレアリングをさせないとヒレが広がることがないので、くっついてしまいヒレが広がらなくなります。
だから自分の姿を鏡に映して見せ、フレアリングをさせます。
ベタは口呼吸?
ベタには、エラの上皮が変形発達した補助的な呼吸器官をもっていて、口からも呼吸ができるのです。
エラ呼吸4割、口呼吸が6割くらいでしょうか?
だからビンで飼育も出来るそうですが、ビンだと水温や水質管理が大変なので、飼育上級者の方におすすめです。
ベタの混泳
オス同士の威嚇
キレイで美しい見た目と違って闘魚と呼ばれるベタですが、性格は人懐っこい熱帯魚です。
それでも、ベタのオス同士は威嚇しあう魚です。
縄張り意識が強いのか、いったん混泳させると、ボロボロになって片方が力尽きるまで突っつきあいを止めません。
だからオスは水槽内に1匹しか飼うことはできません。
激しすぎます。
メスとなら混泳してもいいの?
これもNGです。
メスだからって油断してはいけません。
基本、繁殖期以外は混泳はしないほうがいいです。
繁殖期も基本オスがメスを突っつき回し、その後に交接に発展します。
大半の飼育者が「メスが息絶えてしまわないかヒヤヒヤした」と言うそうです。
激しいですね。
でもたまに、メスがオスを突っつき回すこともあるそうです。
メスとメスの混泳はどうなの?
かなりヒレがボロボロになるけれど、混泳はできるようですね。
オス・メスとも激しいのですね。^^;
でも、他の限られた種とは威嚇もなく混泳できるそうです。
不思議です、他種は大丈夫なんて。
まとめ
ベタはとてもきれいですが、かなり同種にはきびしいようですので、混泳はやめましょう。
それでも、個体飼育により性格のおとなしさが前面にでて、おとなしくしているようです。
過度のフレアリングはストレスになるので、ほどほどにしてくださいね。
ビンでの飼育は、上級者向けですので、きちんと水槽で飼育しましょう。
口呼吸するので、水面と水槽の蓋との間隔は10cmくらいは開けてくださいね。