ベタの飼育にかかわらず、ペットを飼う場合はペットの特徴を知ることが大切です。
ペットの犬が、裏庭に穴を掘って困ると言うような相談には、ほとほと呆れてしまいます。
習性なんです。
ベタもまた同じ、キレイにしている水槽に、ひらひらとおしゃれなヒレを広げて泳ぐベタをインテリアの一部にしているのに泡巣を作るから水槽が汚れて見える。ってのと似ていますね。
習性ですから、作らない方が異常なのですよ。
ベタが泡巣を作る時期
自然環境の中にいるベタは、当然、孵化しやすい時期に卵を産みます。
水槽の中では水温が大事で、ズバリ、27度が適温です。
高すぎても、低すぎても難しいです。
自然界で、まさに適温になることは、少ないでしょうが、水槽の中は管理することができます。
繁殖行動は雄一匹でも盛んにします。
雌が卵を産む時期に限らず、若い雄はいつでも準備万端、その時期を待ちます。
ベタが泡巣を作る時期は暖かい時期で、寒くなると泡巣を作ることをやめてしまいます。
また若い雄に限ります。
適齢期を過ぎた雄は、ヒレもしなだれ、色も褪せてきます。
たとえ、繁殖目的で飼い始めたペットでも、幸せな生涯を送らせてあげたいですね。
ベタを一匹だけで飼っている場合は、繁殖行動をしなくなってしまう場合があります。
たまに雌とお見合いさせるとか、雄同士のお見合いでも構いません、鏡に自分の姿を映してあげるだけでも良いのです。
要は刺激して、ヒレを動かす行為を促します。
動かさないでおくと、鰭がくっついてしまいます。
まとめ
一匹で、ベタを飼っているのに泡巣を作るので、どうしたらよいのか、戸惑うケースもありますね。
泡巣はそのままにしておいても大丈夫ですが、取り除いても問題ありません。
取り除いても、またせっせと泡巣を作ります。
単に繁殖作業だけではなく、縄張りを誇示する意味もあるのです。
ベタの泡巣に関しては、繁殖目的でない限り、それほど注意する必要はありません。
でも、泡巣を作らない場合は原因を探っておきましょう。
水質の状態や水温、餌の食べ方など、原因があればすぐに対処の必要があります。
ベタは敏感な魚で、水温が1度下がっただけでもダメージになります。