ベタの雄は泡を口から吹き出して泡巣を作ります。
若い雄に見られる行動で、年を取ると作りません。
ベタは元々沼地の流れがないところに生息しています。
エアーポンプの流れを嫌いますから、水流が出来るだけ少ない環境を作ります。
ベタが泡を作らない、消える理由
ベタが泡を作らない理由は未性成熟、水質がよくないか、体調不良、単に気がのらない、と大体こんなところです。
また縄張りの主張の意味もありますので、いつも一匹でいると、作らなくなることもあります。
水質や水温を調べて、環境を整えてあげます。
水温は熱帯魚だからといっても、上げすぎないほうがいいのです。
上限が28度程、下は25度以下にはならないようにします。
27度が理想ですが、キープするのには気を使います。
体調を見るのには個体の観察が大切です。
ウロコが剥げていたり、白斑があるのは病気です。
尾びれはきちんと張っていますか?
垂れ下がっているようだと、適齢期を過ぎているかも知れません。
餌は食べていますか?
餌を与えるとお腹がふくれます。
餌は始めは食べていたのに、途中から食べなくなったりします。
餌に飽きることもあるので、食べなくなったら違う餌を与えます。
ベタの水槽にマジックリーフを入れておくといいですよ。
マジックリーフは東南アジアの枯葉です。
入れておくと水が薄い茶色になります。
水槽内の水質を弱酸性に維持して、自然な状態に近づけます。
また、除菌作用もあります。
繁殖にも良い影響を与えます。
また、雌を近くに置いて様子をみます。
それだけで、泡を作り出すこともあります。
また泡の持ちを良くするために、水草を浮かべて置きます。
水草の陰になる部分を利用して泡巣を作ります。
まとめ
ベタの雄が泡巣をつくるのには、卵を受け入れる準備です。
雌がいなくても盛んに泡を吹き出す雄は、繁殖準備が整っている目安になります。
1度お見合いをしてみて下さい。
体格が近い元気な個体を選びます。
ベタは1度に200から300も産むことがあります。
10匹もいれば手一杯ですから、稚魚の引き受け先を見つけてから繁殖して下さいね。