ベタは全身に白い点があらわれる、「白点病」にかかることがあります。
原因となる繊毛虫は水中に常に存在するもので、この繊毛虫がベタに寄生することで病気にかかります。
白点病は初期段階ならば治せることが多く、早期の対処が大事になりますが、どのように治療したらよいのでしょうか。
また、自然治癒も可能なのでしょうか?
この記事では、ベタの白点病の治療などについて、まとめていきたいと思います。
白点病…自然治癒は可能?
ベタの白点病は早期の治療が望まれますが、中には自然治癒したという飼い主さんもいらっしゃいます。
白点病の原因である繊毛虫は、25℃以下で活発に活動します。
高温が苦手なので、ベタなどの熱帯魚にとって少し高めの水温、28℃程度で飼育をしたことで、白点病が治った!という場合も中にはあります。
ただ、これで治る可能性はあまり高くありません。
治ることもある、でも治らない方が多いです。
自然治癒に期待するより、早く治療をした方が良いでしょう。
塩浴とメチレンブルーによる薬浴
ベタの白点病の治療に使う薬剤は、いくつかのものが市販されています。
中でも「メチレンブルー」は有名で、効果も高く得られる場合が多いです。
病気の治療に塩浴を行うことは多いですが、メチレンブルーに塩分は含まれていません。
一緒に使ってみても良いでしょう。
カルキ抜きをした28℃程度の高めの水温で塩浴をさせます。
そこへメチレンブルーを入れ、一週間くらい薬浴をさせるやり方です。
白点が消えたと思ってもすぐに薬浴を終了するのではなく、もう何日か薬浴を続けてください。
まだ繊毛虫が体に残っていることがあるためです。
薬浴のとき、白点病のベタを飼育している水槽の水草は、出して洗っておきましょう。
可能ならば、廃棄して新しいものを用意することもよいかと思います。
まとめ
白点病はベタにとって、よくある注意すべき病気です。
状況によっては自然治癒も不可能ではありませんが、繊毛虫は増殖がはやく、白点病は進行がはやいので、水槽全体に広がり手遅れにならないとも言えません。
メチレンブルーは強い薬ですが白点病の治療に優れた薬なので、適切に使ってあげましょう。