ベタがかかる病気はいくつもありますが、その中でも「エラ」にかかわる病気はとても危険なものが多いです。

呼吸に直結し、呼吸困難などを引き起こすことがあります。

この記事では、ベタのエラの病気について、まとめていきたいと思います。

エラ病

ベタ 病気 エラ

ベタなどの熱帯魚に多い病気で、「エラ病」というものがあります。

これはベタのエラに寄生虫や細菌などが付着し、うまく呼吸ができなくなってしまうものです。

エラ病は見たところの変化があまりないので、初期の段階で気付かず見逃してしまうことが多いです。

病気が進行すると、エラの部分が白く変色したり、赤黒くなってしまっていることがあります。

この原因となる寄生虫は、新しい熱帯魚を追加したときや、生餌などに付着して水槽に持ち込まれることが多いようです。

エラ病の治療

エラ病にかかってしまった場合は、とても呼吸が苦しいので、早期の治療が必要です。

塩浴とメチレンブルーなどの市販薬で治療することが通常でしょう。

有名なうがい薬で治療する方法をとる方もいるようで、治療に成功すれば一定の効果を得られるようですが、これは熱帯魚の病気の治療薬ではありません。

ベタなど熱帯魚にとっては劇薬です。

間違った使用量などで行うと、取り返しのつかないことにならないとも言えないので、行う際は注意が必要です。

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エラにかかわる他の病気

こちらもベタに多い病気で、「白点病」と呼ばれる全身に白点ができてしまう病気です。

この病気がエラに発生してしまった場合も、他の部位より危険が多いです。

放置すると、進行がはやく呼吸困難などを引き起こしてしまいます。

エラの病気の予防

ベタなど熱帯魚の病気を予防する手立ては、万能なものはありません。

共通してできる予防法は、水槽の管理を継続して行うことです。

汚れを溜めないように、適度に水換えをしたり、水温を保つ、また熱帯魚同士のケンカに巻き込まれたり相性の悪いものがいるとストレスがかかりますので、ストレスの原因をできる限り減らすことで、病気のリスクを下げることができます。

まとめ

エラは酸素を取り込むためのとても大事な部分です。

その部分が病気にかかってしまうと、呼吸がしづらくなります。

水槽の隅の方でじっとしていたり、パクパク水面に上がってくるようなときは、全身をよく観察してみてください。

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